「フリーランスになるリスクって何だろう。お金が稼げなくなったらヤバイなってのは理解できるけど…。他にも重大なリスクがあったら教えて欲しい。」
という疑問にお答えします。
パラレルキャリアのRyotaです。会社員+フリーランス(個人事業)で生計を立てており、会社員でフリーランスのリスクに備えてきました。(実際に回避できたリスクもあります。)
当記事の内容はこちら
- フリーランスの3つのリスク『対処すべき』
- フリーランスのリスクに備える方法・サービスについて
フリーランスって『稼げないリスク』は対処しやすいんです。一時的にアルバイトやパートをする自由もありますからね。
それより危険なのが『稼げなくなる』『一気にお金がなくなる』の2つ。これ、覚えておかないと人生が詰む可能性もあります。
当記事でフリーランスのリスク及びリスクヘッジについて学びましょう。
1.フリーランスの3つのリスク『対処すべき』
以下の3つです。
- 病気や事故で仕事ができなくなること
- ミスや納期遅れによる責任問題
- 社会的地位の低さ
言われてみると納得ですよね。フリーランスって損失を自分で支払わないといけません。病気とか、理由があってもクライアントは関係ありませんからね。
収入がゼロになってしかも働けない・500万円とか支払いを迫られる…を想像してください。コレに備えましょう。
リスク① 病気や事故で仕事ができなくなること
会社員みたいに『有給』や『傷病手当金』がありません。病気や事故で働けなくなってもお金がもらえないんですよ。
在宅ワークで「怪我なんてするはずないよ。」という人も要注意。
- 買い物中に交通事故にあった
- 急にお腹が痛くなって調べたら大きな病気だった
- うつ病になった
上記リスクはありますよね。
もちろん、医療保険など別で加入しているならリスクは減ります。
心の病気も含めて考えよう
フリーランスや在宅系の仕事はうつ病になる可能性があります。会社員に比べればストレスフリーなんでしょうけど、別で悩みが出てくるんですよ。
- 将来の不安 ← これが1番大きい
- 収入の落差による気持ちの変化
- 不規則な生活
厚生労働省でも以下のような報告があります。
厚生労働省のヒアリングでは、「ストレスが多く、うつ状態になるような場合もある」
(IT・関係団体)
私もうつ病になった経験があります。頭の中に黒いモヤがかかった感じになって、急にどん底の気分。何かができる状態ではありません。
心の病気になるリスクも考えましょう。
リスク② ミスや納期遅れによる責任問題
クライアントに損失を与えた場合、あなたが補償しないといけませんよね。
- 納品物に欠陥があった
- 納期が遅れた
納期が遅れる理由も『急な病気』など、どうしようもないケースがありますよね。でも損失は損失。誰かが補償しないとダメです。
もう1つ考えられるのが『第3者を巻き込む』こと。
- ドローン撮影中、ドローンが落下して一般の人を怪我させた
- ハンドメイド作成を教えていた時に、生徒に火傷をさせた
どれだけ気をつけていても『まさか』が考えられます。
持参した機材が壊れた場合の補償も考えよう
高額な機材が壊れる可能性があります。1台60万円の一眼レフで撮影中、たまたま木にぶつけてカメラが壊れる…とかあります。
実際にフリーランスのカメラマンが機材を破損する話は多いです。カメラって精密機器なのにハードな使い方しますからね。
仕事道具が壊れると仕事になりません。でも数十万をポンっと買うのって大変です。これもリスクですよね。
途中でクライアントさんが見積もり以上の仕事をお願いしてくる可能性もあります。こういう時の責任問題も絡んできますよ。
リスク③ 社会的地位の低さ
フリーランスって信用されてません。
- 収入が不安定
- 会社のように守られていない(怪我や事故などのリスク)
なので、住宅ローンなど各種ローン審査が通りにくいです。クレジットカードも断られることがありますね。
ご近所問題とかもあります。地方だとフリーランス=ニートみたいな扱いありますからね。
住まい確保やクレジットカード製作は先に済ませるべき
在職中に必要なことは済ませてしまいましょう。クレジットカードはフリーランス向けのタイプが登場しています。
こちら FreCa
問題なのは住宅ローン。家を買う予定があるのなら在職中をおすすめします。35年ローンが不安なら、中古住宅や建売も含めて検討するといいですよ。
以上がフリーランスのリスクになります。次にリスクに備える方法やリスク対策に使えるサービスをご紹介しますね。
2.フリーランスのリスクに備える方法・サービスについて
以下の3つです。
- 福利厚生サービスを使う
- ストック型の収入源を確保する
- 有料のフリーランス向け補償サービスに加入する
低予算で補償を受けられます。後はしばらく放置していてもお金になる『ストック型』の収入でベーシックインカム的収入を確保することですね。
年単位で積み上げていきましょう。
① 福利厚生サービスを使う
クラウドソーシング各社やスキルマーケット各社が無料提供しています。
- 各社を利用して、月に一定額稼いだ人のみ利用可能
- 内容は大企業の福利厚生レベル
- 医療機関の検査サービスも安くなる
上記のとおり。使わないと損ですね。
クラウドソーシングだと月5,000円くらい稼げば無料加入できます。5,000円は比較的達成しやすい金額。福利厚生のために毎月一定額稼ぐのもありですよ。
-
フリーランスが仕事を獲得できる"おすすめ"クラウドソーシング4社
続きを見る
求人サイト利用で無料のリスクサポート加入も可能
クラウドテックだと『リスクサポート』が受けられます。なんと仕事ができない期間が90日以上続いた場合、最長で10年間月5万円が支給。
フリーランス向け求人サイトで仕事を探しているのなら検討する価値があります。
フリーランスの福利厚生については以下の記事でまとめています。
-
『えっ?無料もあるの!』フリーランス向けの福利厚生サービス10選
続きを見る
② ストック型の収入源を確保する
ある程度放置していてもお金が入ってくる仕組みを作りましょう。それがストック型の収入源です。
ストック型収入源は『コツコツ積み上げないと収入にならない』ものがほとんど。天才的な発想がない限り地道な作業の連続です。
1年ほど継続して月5万円~を達成しましょう。
ストック型収入源の例
・ストックフォト、オーディオストック → 写真が音楽を有料販売するサービス
・ブログ運営 → 難易度は高めだが、1日2時間の作業で大きな収入源になる可能性あり
・テンプレ販売 → スキルマーケットで売り続ける。テンプレ内容によっては高所得
以下の記事も参考になります。
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フリーランスのブログ活用法『月収50万1日6時間勤務実現のために』
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フリーランスの仕事の種類 | おすすめの23種類を1つずつ解説
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③ 有料のフリーランス向け補償サービスに加入する
フリーランス向けの保険だと思ってください。
- 事故など、大きな過失があった場合に補償
- 納期遅れなどの過失にも補償
上記が基本。後は各社バラバラのサービスがありますね。
とは言え、フリーランス向けの有料補償サービスは多くありません。以下の2社を比較しましょう。
【FREENANCE】 | 無料で手厚い補償に加入できる。メインのサービスは報酬即日払い。利用すると3%の手数料が発生。
フリーランス協会 | 月額800円ほどで補償に加入。他にもフリーランスDBに掲載、福利厚生のWELBOX利用、リスクサポートなど複数のサービスがある。
※お金をかけたくないなら【FREENANCE】を使いましょう。メインの報酬即日払いサービスも魅力的なので、検討する価値があります。
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フリーランスの無料補償制度『FREENANCE』のメリットを解説
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▼フリーランス協会について詳しいサービス内容はこちら▼
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フリーランス協会の各保険・サービスの利用結果を紹介『評判・口コミ』
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まとめ:フリーランスは全て自己責任。リスクに備えましょう。
フリーランスって考えればリスクばかりです。その代わりに大きな自由、可能性を手に入れてます。まずはリスクに備えることから始めましょう。
最低でもフリーランス協会か【FREENANCE】の利用は考えた方がいいです。補償に入ってないと、思わぬことで大損害になりますからね…。
後は健康に気をつけましょう。個人事業って心が不安定になります。いつでも勤められる会社を見つけるのはもちろん、自分の市場価値を確認すると気持ちが落ち着きますよ。
以上、「フリーランスの3つのリスク『対処しないと生活が終わる可能性あり』」という記事でした。
フリーランスになったら準備すべきことも一覧にしています。
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